シンガポールでショッピング
このセクションも、自分の得意分野に集中して紹介しましょう(^^)。ファッション関係、ブランドショップなどは、まりあさんの「シンガポール満喫術!」のような他のサイト情報にお譲りしたいと思います。
目次
●書籍
シンガポールは、読書好きの人が多いのか、住宅事情が良いせいなのか、人口規模の割に、書店の多い街です。この点、人口が同規模の香港とは対照的です(香港の人は、一般に、あまり本を読みません)。昔は、日本でも洋書事情が悪く、管理人も色々と買い込んでいたものですが、今のamazon.co.jpの洋書セクションは、値段も安く、配送も比較的早いので、昔ほど無理をしてシンガポールで本を買わなくなりました。ただ、中身を確認できるのは、リアル書店の強みです。
以下、オススメ書店です。
・紀伊国屋[Kinokuniya]
(写真はニーアン・シティー店の入り口)
オーチャードのランドマークである、ニー・アン・シティ[Ngee Ann City, 義安城]内にある、シンガポール最大級の大型書店です(より規模の小さい支店は、市内各所にあります)。管理人の知る限り、ニー・アン・シティ内の紀伊国屋は、東南アジア域内でも、恐らく最大級の書店です。捜し物がある場合には、とりあえずココがオススメです。専門書も含めて、大抵の本は揃います。日本語の書籍コーナーも、大変充実しています(もしかして、日本の地方都市の書店よりも、本の数が多いかも)。会費を払えば、1年間書籍がディスカウント価格で買える会員プログラム[Kinokuniya
Privilege Card]もあります。
蛇足ですが、地元の人にも、”キノクニヤ”の発音が難しいらしくて、愛称で"Kino"と呼ばれることもあります。また、CBD地区のリャン・コート[Liang Court]にも、支店があります。リャン・コートの支店は、規模は小さいものの、和書は大変充実しています。
・ポピュラー[Popular, 大衆書局]
(写真はブラス・バサーの基幹店の入り口。確かに昔に比べてPOPになりました)
ライバルと比べて、イマイチあか抜けない印象のある国内大手書店ですが、外資系のおしゃれな書店の台頭に危機感を抱いたのか(あくまで想像ですが)、少し前に、シティーホール駅に近い、ブラス・バサー[Bras Basah Complex]内にある基幹店を大幅リニューアルして大きく、キレイになりました。今は、なんと店内カフェまであります。中国語書籍にも力を入れており、教科書、文具セクションが充実しているのも、他店にない特徴です。本と文具を一緒に買っていくことの多い管理人としては、個人的オススメ店です。特に、日本製の筆記具(蛍光ペン、ボールペン、シャーペンなど)の種類が驚くほど豊富で、(輸出専用なのか)しかも非常に安いです。ボールペンや、蛍光ペンの好きな管理人は、結構まとめ買いしています。オーチャード駅改札すぐにある支店も、規模は小さいですが、便利でオススメです。
オンライン通販部門もあります。
・MPH
(写真は、One Raffles Link内にあった支店[同支店は、既に閉店] )
かつて、ポピュラー、タイムズと、シェアを分け合った国内3大書店の一つでしたが、紀伊国屋等の外資系書店の攻勢で、だいぶ規模が縮小されました。かつて、アルメニア・ストリート[Armenian
St.]と、スタンフォード・ロード[Stamford Rd.]との交差点にあった基幹店は、ゆっくり本を選ぶことが出来、管理人のお気に入りだったのですが、今となっては、古き良き昔話です。現在の基幹店は、シティ・ホール駅に隣接するラッフルズ・シティ[Raffles
City]内にありますが、最盛時よりも、ぐっと規模が小さくなり、寂しい限りです。
・タイムズ[Times]
(写真は、Vivo City内にあった支店[同支店は、既に閉店]])
国内の老舗ですが、MPH同様、紀伊国屋などの台頭で、各店舗とも、すっかり規模が小さくなりました。マリーナスクエア[Marina Square]、サンテックシティ[Suntec City]など、市内各所にあります。
・セレクト・ブックス[Select Books]
オーチャードの西の外れ、タングリン・ショッピングセンター[Tanglin Shopping Centre]内にある小さな店ですが、知る人ぞ知るローカル出版物に特化した専門書店です。書店の性格上、海外発送も得意としています。
【参考: 閉店した書店たち】
・ページワン[Page One]
巨大ショッピングセンター:ビボシティー[ViVo City]にあった大型書店でしたが、2012.1Qに、閉店しました。
・ボーダーズ[Borders]
オーチャード駅真横、ホイーロック・プレイス[Wheelock Place]に基幹店を構える大型書店でした。米国の事業清算[2011]に伴い、世界中のボーダーズの閉店が相次ぐ中、2011.4Qに、郊外の支店を含めて、全て閉店しています。店内インテリアなどもアメリカ式で、座って本が読めるイスまで用意していたのは、まさに書店界の革命児でした。
●CD
書籍に比べると、選択の幅が大きくありません。書店でも、先に紹介した大型書店では、CDコーナーを併設していることもあります(例えば、MPHは、昔からCDの併設販売に熱心です)。以下は、CD専門店の紹介です。
・HMV
(写真: 2012撮影)
オーチャード地区の、313サマセット[313@Somerset]内にあります。以前は、同じオーチャード地区の、ヒーレン[Heeren Shops]というショッピングセンター内にありました。ヒーレンにあった当時、CDに関しては、シンガポール国内最大級でしたが、世界的な音楽のダウンロード販売化の潮流により、CDの販売面積は、昔に比べると、相当に小さくなりました(そして、ヒーレンも、アンカーテナントであったHMVが抜けた後は、すっかり寂れてしまいました)。いまのHMVは、店舗自体、極めて小規模で、CDよりも、もっぱらビデオ販売主体のような印象があります。
・タワーレコード[Tower Records]
かつては、オーチャード・伊勢丹近くにも、お店があり、国内最大級でしたが、HMVの成功で、規模が小さくなり、最後に残った、サンテックシティ[Suntec
City]内の基幹店も、2006.8に閉店し、現在は事実上、シンガポールから撤退しています。
●コンピュータ、PC、電脳街
コンピュータに関してですが、PC本体も、パーツも、パッケージソフトも、国際的に価格の均等化が進んでおり、あえて買っていくコストメリットは、少ないでしょう。逆に、日本の秋葉原の品揃え、コストパフォーマンスの素晴しさを再認させられることもあります。シンガポールで買っていく価格メリットのある商品というと、消耗品類、アクセサリー、ノートPCカバンぐらいしか思いつきません。
地元のクリエイティブ・テクノロジーの製品(携帯ミュージックプレーヤー)なども、(一部のセール品を除き)特別に値段は安くありません。クリエイティブのサービスセンターなどに関して、詳しくはこちらのリンクへ。
一方GSM携帯など、そもそも日本で殆ど扱っていない商品などもありますし、旅行中の方でも、”大事な部品をなくしてしまった(または、持ってくるのを忘れた)ので、買い足したい”などという事情のある方には、下記の2カ所をオススメします。
・フーナン・センター[Funan Digitalife Mall]
入り口付近(2006) | 内部の様子(2006) | 内部の様子(2008) |
シティーホール駅から歩ける範囲にある、小綺麗なコンピュータ専門のショッピングセンターです。最上階には、チャレンジャー[Challenger]というコンピュータの大型専門店があります。チャレンジャーは、コンピュータ専門店としては、恐らく国内最大級で、小物類も非常に充実しています。ノートPC用のカバンの品揃えも豊富です。一方フーナン・センター内の小型店は、携帯専門とか、ノート・モバイル専門など、細分化が進んでいます。
余談ですが、キャッチフレーズは、つい最近まで"FUNAN The IT Mall"でした。
1F受付(2008) | 内部の様子:1F(2008) | 内部の様子:上のフロアより(2008) |
リトル・インディア[Little India]駅から、歩いていける範囲にあるショッピングセンター。ロコール・カナル・ロード[Rochor
Canal Rd.]と、ベンクーレン・ストリート[Bencoolen St.]との角にあります。先に紹介したフーナン・センターに比べると、作りも古く、内部が狭いので、ごちゃごちゃとしたカオス感の漂うショッピングセンターです。フーナン・センターがコンピュータ寄りに対して、こちらは、一般の電機製品、AV機器類にも力を入れています。(本当は、いけないのですが)海賊版ソフトなどを扱うショップも、ゲリラ的に出現します。
かつては、土曜は閉店しているお店が多かったのですが、今は週末でもにぎわっています。
●大型電器店
下記のお店を紹介します。価格に関しては、(新聞広告に載っているようなキャンペーン品を別にすれば)どのお店も、極端な差はないように思います。日本にあるよう種類のものは、大抵揃います。逆に日本では珍しくなった商品(例えば、カセットプレーヤーや、短波ラジオ等)も、比較的簡単に入手できます。
・ベスト電器[Best Denki]
アジア圏で大成功を収めている、日本のベスト電器です。オーチャード地区:ニー・アン・シティ[Ngee Ann City, 義安城]をはじめ、各所にあります。(ショップ一覧は、こちらへ)
・ハーベイ・ノーマン[Harvey Norman]
・コーツ[Courts]
オーストラリア系の量販店です。両者とも各所にあります。
・オーディオ・ハウス[Audio House]
CBD地区のリャン・コート[Liang Court](元、大丸百貨店のあった場所です)にある大型電器店です。”オーディオ”といいながら、カメラなどの映像機器も、手広く扱っています。
・カルフール[Carrefour]
(写真はサンテック・シティ[Suntec city]店)
本来、大型スーパーマーケットと呼ぶべきですが、サンテックシティ[Suntec City]内にある基幹店では、電器製品コーナーも非常に充実しています。日本のホームセンターで扱うような、A/Cの形状変換プラグなどのような小物類も数多くあります。
●旅行道具(カバン等)
ブランド・カバンのことではなく、サムソナイト[Samsonite]とか、デルシー[Delsey]などの実用本位の旅行カバンをお探しの向きには、まず百貨店をあたってみるのがお勧めです。オーチャード地区なら、タンズ(タングス)[Tangs]の旅行コーナーまたは、高島屋の旅行コーナーが、品数豊富でお勧めです。その他の地区では、リトル・インディア[Littel
India]の知る人ぞ知る名店(?)ムスタファ[Mustafa]の旅行コーナーも、意外な充実ぶりでお勧めできます(ムスタファのお店の地図は、こちらへ)。同じ物があれば、オーチャード地区で買うよりも、ムスタファの方が、概して割安です。なお、ムスタファは、深夜営業をしています。オーチャードを一巡した後、深夜ショッピングというのも良いでしょう。
かばん専門店としては、プラネット・トラベラー[Planet Traveller]が、市内最大級でイチオシです。以前は、マリーナ・スクエア[Marina Square]内だけの1店舗営業でしたが、2011年現在、4店舗もあります。サムソナイトやデルシーの商品は、あまり揃っていませんが、それら以外のメーカーの商品や、特に小物類が、充実しています。
前述のサムソナイト[Samsonite]は、サンテックシティ[Suntec City]、ビボシティー[Vivio City]など、たいていの大型ショッピングセンターに、直営店があります。詳細は、サムソナイトの公式ページ内のショップリストをご覧下さい。西部地区のIMMビル内の店舗は、アウトレットショップを兼ねています。
●ドラッグストア
香港で、すっかりお馴染みのワトソンズ[Watsons]と、ガーディアン[Guardian]の2大ドラッグストアがあります。医薬品はもちろん、歯磨き、シャンプー、化粧品や、さらには、お菓子の類まで色々揃っていて、旅行者にもメリット大です。
(写真はワトソンズ、2010年撮影)
(写真はガーディアン、2010年撮影)
●ホームセンター
前述のカルフールは、十分にホームセンターとして活用できますが、専門店という意味では、ホームフィックス[Home Fix]と、セルフフィックス[Self Fix]とをオススメします。ただし、日本の東急ハンズの規模を想像されると、非常にガッカリすると思います(あれは、日本にしかありません)。
ホームフィックスは、マリーナスクエア[Marina Square]店が大型で、セルフフィックスは、ビボシティー[Vivo City]店が大型です。管理人は探し物のあるときには、まずサンテックのカルフールで一度探して、もし無ければ、マリーナスクエアまで歩いて、ホームフィックスで探しています。
(写真はホームフィックス@Marina Square、2010年撮影)
(写真はセルフフィックス@Vivo City、2011年撮影)
●文具
前述の書店のポピュラーで、十分良く揃いますが、専門店という意味では、エバーグリーン[Evergreen]とか、ステーショナリースーパーストア[STATIONERY SUPERSTORE]をオススメします。エバーグリーンは、店舗面積は小さいですが、圧縮陳列で、相当な品数があります。サンテックや、グレートワールドシティー[Great World City]など、市内各所に店舗あります。ステーショナリースーパーストアは、前述のフーナンの2F[#02-26/29]にあります。名前負けしない十分な店舗面積があり、快適に品定めが出来ます。
(写真のステーショナリースーパーストアは、2011年撮影)
改訂:2012.05.05 (Ver 1.3b)
初版:2006.01.25